FVBには水路が張り巡らされています。
船が堂々と通れる水路、笹船がやっと通れるほどの水路などなど。
この水路はどこにつながっているか想像するとわくわくしてきます。
手をひかれるまま歩いていると海に出ました。
潮のにおいがします。遠くに船が見えて、誰かが載っているのは当たり前なのに
人が載っているのだと思うとちょっと泣けてきました。

浜辺もどこまでも続いている気がしてちょっと走ったりもしましたが、
そんなわけはなく、少し恥ずかしく思い彼の顔を見ていると笑っていました。
昔だったらばかーとかいいそうでしたが、今日は抱きつきました。
そのままそこに座ってお弁当を広げました。
特に卵焼きは気合を入れました。彼が好きなので。
お弁当には鮭も入れました。

おなかがいっぱいになったのでそのまま座っていました。
すこし日に焼けたかもしれませんでした。
そしたらおそろいになるのかもしれない、とどきどきしながら
久々に彼の膝の上に座ってみました。
せっかくなのでそこで抱きついてねました。

私が起きると彼はまだ寝ていました。
前回はうっかり起こしてしまったのでじっとしていました。
ただ、彼の顔が間近にあると落ち着かないので顔を伏せてみました。

海も空も夕日で染まっています。
そろそろ帰る時間です。
キスして起こしてみたい気もしましたが、勝手にするのは悪いと思ったので
ほほをふにふにしておはよーと言いました。
それから少し抱きついて、二人でお茶を飲みました。
唾液が出ると口が臭くなくなるからです。
それからキスをしました。
今日はそこでさよならでした

 
 

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